tanke25616429のアウトプット

IT技術の基本を勉強したことをアウトプットします。Linux、Kubernetes、クラウド中心です。百番煎じくらいだけど誰かの役に立てばそれはそれでうれしい。

マネージドサービスとフルマネージドサービスの違い

マネージドサービス

本来のサービスに付随する作業を、サービス事業者が請け負ってくれるサービス。

例)

  • 本来のサービス:サーバホスティングサービス、付随する作業:サーバ設定、運用監視等

 → 後者のサーバの利用に付随する作業をサービス利用者側で実施しなくてよい。

フルマネージドサービス

マネージドサービスより、請け負ってくれる範囲が広いサービスで、利用者はサービスに付随する技術的な対応や管理をほぼしなくてよいもの。

例)

  • 本来のサービス:DBMS機能、付随する作業:DBMSそのものの障害監視や障害時の再起動、自動的なバックアップデータ保存

  → 後者のDBMS利用に付随する作業をサービス利用者側でしなくてよい。当然、DBがホストされているサーバの運用監視はやってくれるので、マネージドサービスよりもやってくれる範囲が広いといえる*1

厳密な違いはあるのか?

マネージドサービスとフルマネージドサービスは概ね先述した違いを指すが、厳密な定義があるわけではない。したがってクラウドベンダなどのサービス事業者が「マネージドサービス」「フルマネージドサービス」と言っていても実際に利用する際は、どこまでを利用者が実施する必要があり、どこまでをサービス事業者がやってくれるかを具体的に確認するのが望ましい。自分が想像する「フルマネージドサービス」より、提供されている範囲が狭いかもしれない。

参考にしたもの

マネージドサービスとフルマネージドサービスの違いと、メリット・デメリット|i-TECマネージドクラウド

e-words.jp

www.gixo.jp

*1:この例だとミドルウェア管理をやってくれるものがフルマネージドサービスのように見える。実際にそのように使われている感覚がある。なお、SaaSはアプリケーションの利用をクラウド上で行うが、付随する作業はすべてSaaS事業者がやってくれるので、まさにフルマネージドサービスと言える。